親というものは、つい子どものやる事が
心配で見ていられず先回りしては
「そんなことをしていたら転ぶよ」
と言ってしまいがちです。
それは、
「余計な苦労をさせたくない!」
「しあわせになってほしい」
「将来安定した暮らしをしてほしい」
などという子どもを思う親心からですよね。
でも、子どもを心配すぎてしまうのは
子どもを信頼していないからなのです。
その思いが子どもの成長するチャンスを
奪ってしまうことになっているのです。
子育ての目的は、子どもが社会人になるまでに
自分で考え決断し行動する力が
備わっているように、育てていくことです。
人は大人になったからといって
何でも出来るわけではありません。
いくつになってもやったことのないことは、
わからないものです。
ですから、いろんな経験を積むために
小さいころに工夫して遊ぶということが
とても大切です。
ところが知恵というのは、
物が有り溢れた中では
なかなか育たないものです。
最近驚くことに
「◯◯専用」と呼ばれる
キッチングッズが沢山売れているそうです。
それは便利だ!と思うほど不便なことを
便利にするのならわかりますが
それは本当に必要なのかしら?と
思うものが売れているようです。
この習慣が知恵を使えないように
しているのです。
昔は不便でしたから
知恵を使って工夫し、代用して使っていました。
何でも「〇〇専用」を増やしていれば
知恵が使えない上に、物が増えて片付かず
整理も出来ないので同じモノを
また購入してしまう・・という
無駄なお金を使うようになってしまいます。
知恵というのは、その人が身に付けた財産です。
誰にも持っていくことは出来ません。
幼少期の頃は、工夫して代用して
遊ばせることが一番です。
ひらめいたり、取り入れたりと
日々考えてさせることをしましょう。
小さい子どもたちはいろんな物を
工夫して遊ぶ天才です。
おもちゃより、熱中して遊ぶものは
生活の中にあるものだったりします。
静かに集中して遊んでいるときは
想像力を使っていますから
そっとしておいてあげましょう。